Urawa Reds Life

2021ホーム最終節のセレモニーを写真で振り返る。阿部勇樹選手、本当にありがとうございました。

11/28/2021Game,Player
阿部勇樹選手 コレオ 2021 ホーム最終節 セレモニー

2021年11月28日、ホーム最終節。セレモニーが開催された。1年間の選手たちの戦いを労うと共に、今年はこれまで大きな貢献をしてきた選手の挨拶があった。

トーマス・デン選手、

槙野智章選手、

宇賀神友弥選手、

そして阿部勇樹選手。

せっかっく写真をたくさん撮ったので、感じることと共にブログの記事に残しておきたいと思う。

セレモニー 2021 最終節 浦和レッズ
セレモニーの様子。ゲートNo.が全て22に。

それでは、まずトーマス選手から…

20:トーマス・デン選手

オーストラリア五輪代表キャプテン。キックの精度、スピード、守備のカバーやポジション修正などきめ細かさを持ち、大槻監督からも信頼されて起用機会も多かった。

2020年、中断明けの町田とのトレーニングマッチでみせた、マルティノス選手へのロングパス。あれがすごく印象に残ってて。これは!と期待させた。

CBもSBもできる貴重な戦力として期待されたものの、怪我が多く残念ながら2021シーズンは特に出番が少なかった。

2020年のコロナ禍での加入、難しさも多かったと思う。レッズの声援を思いっきり受けてないまま去ってしまうのは大変残念だけど、まだ若いので、また埼スタで会えるだろう。拍手で迎えたい、そんな人柄の選手だった。ありがとうございました。

5:槙野智章選手

強さと熱さを兼ね備えるセンターバック。ミシャさんのもとでは左サイドを駆け上がってドリブルで相手をかわしていくプレーも見せていた。攻撃力も魅力だった。

日本代表でワールドカップにも出場、ACLでも大活躍。「フッキ選手を自由にさせるな」というミッションを受けてガッツリこなせる選手がどれだけいるだろうか。槙野選手はそういうミッションがあるときほど輝きを増す選手だったと思う。

ここぞでゴールを決めてチームを救ったこともある。

ACLを戦う上で、彼の強さと経験は重要だと思ったけど、レッズは契約をしないことを選んだ。クラブの覚悟は相当なものだと思う。残った選手は槙野選手以上の熱さを見せないといけない。

あいさつ後の最後の後ろ姿はとても寂しそうだった。

槙野選手の背中と夕日

これもサッカー、というにはあまりにも寂しいけれど、彼の活躍は間違いなく記憶にも歴史にも残っている。

ありがとうございました!

3:宇賀神友弥選手

しっかりとした考えを持ち、プレーでもクレバーに、周りを生かすことができるプレーヤー。

一度大学に行って、レッズに戻ってきての長き活躍は多くの若手に希望を与える。

宇賀神選手 挨拶 2021

左サイドを駆け上がり、カットインから斜め45度で綺麗なシュートを決めるイメージが強い。2018天皇杯決勝でのスーパーゴールはもちろん一生忘れない。

過去、いろんな監督のもとでプレーしてきたけど、気がつくと宇賀神選手はスタメンにいて。

左右のウィング、サイドバック、3バックのストッパーなど幅広くこなし、レッズに欠かせない選手だった。

そういえばこんな記事も書いたことがある:宇賀神 友弥選手の代表入り。どんな選手かと聞かれたら(2017.5.27)

2021シーズンも出番は減ったものの、所々でいいプレーを見せていただけに。。。まだまだできると思うから、他チームでの活躍も見たい。違うチームも知った上で、将来レッズに戻ってきてもらって、GM目指して頑張って欲しいかな。

レッズのために今後も貢献してくれると思うので、引き続きよろしくお願いします。

22:阿部勇樹選手

阿部勇樹選手、横断幕 2021 ホーム最終節 セレモニー

そして阿部勇樹選手。我らがあべちゃん。

2007年にレッズに来てくれて、ボロボロになるまで戦い、加入一年目からACL優勝に貢献。その後も一度レスターに挑戦してまたレッズに帰ってきてくれた。苦しい時期も長かったと思うけど、2016年ルヴァン優勝、2017年のACL2度目の優勝、2018年の天皇杯優勝とタイトルを獲得に貢献。2019年の残留争い+ACL決勝という特異なシーズンも大変だったと思う。

ワールドカップでの活躍も頼もしかった。

思い出が多すぎる。

2021.11.14、阿部勇樹選手の引退会見ももちろん視聴した。

レッズはいいことも悪いこともすぐにニュースになってしまう。

選手はレッズの試合を見てもらえるようなプレーを、サポーターも応援しに行きたくなるような応援を。共に戦っていく姿勢。こういうコメントってなかなかなくて、さすが阿部選手だなと思った。

その意識でみんなが一つになれば、いいクラブになっていくんじゃないか、そう思わせてくれた。

阿部選手のあいさつ

そしてこのセレモニーでもサポーターへのメッセージ。最近加入した選手はまだ本当の浦和レッズを見ていない、と。浦和レッズで闘う男とはこういうものだと教えてやってくれ、と。

サポーターもクラブに取り込むコメントというか、考えていることの芯があるんだろうなと感じる。引き続きレッズに関わって欲しいし、また共に戦いたい。

阿部勇樹選手、横断幕 2021 ホーム最終節 セレモニー

本当にありがとうございました、本当に感謝。

涙…

おわりに

今シーズン、多くの別れがあった。

柏木選手:柏木選手移籍にあたって、思うことをただ書き出しておく(2021.3.12)

武藤選手:浦和レッズのために常に全力プレーで貢献してくれた武藤選手に感謝を。柏レイソルへ完全移籍…(2021.7.17)

この二人も本当に多大な貢献をしてくれた二人で、どうしてもブログの記事を書きたくなってしまうような、そんな選手たちだった。

そこに加えて、宇賀神選手、槙野選手、阿部選手。ACL2017優勝したときのスタメンが一気に5人去ってしまうということになった。

2017 ACL 浦和レッズ vs アルヒラル

大きな変化には勇気がいる。

クラブは変化を恐れずに前に進もうとしている。

多大な貢献をしてくれた選手たちに感謝しつつ、前に進んでいかなければと思う。

あいさつ 浦和レッズ 2021 ホーム最終節

感傷的になってしまったが、まだリーグ戦は38節が残っている。そして天皇杯もまだある。

最後まで一緒に闘いましょう。

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