第1戦2-3で折り返したルヴァン杯 鹿島アントラーズ戦。
第2戦で2点以上取る必要がある浦和レッズはほぼベストメンバーに汰木選手をサイドに加えた攻撃的な体制でのぞむ。
スタメン
9/13のセレッソ戦、9/17のACL上海上港戦を見据えてメンバーを変えると思っていたけれど、スタメンで送り出されたのはほぼベストメンバーだった。
左サイドアタッカーは汰木選手。これまで攻撃的に行くときは山中選手だったが、今節は控えにも入らず。
控えには荻原選手が入り、ドリブラーで相手を切り裂く、というコンセプトなのかもしれない。
予想スタメンは以下の記事でしたが、今回は6/11の正解率でした。
【ルヴァン杯】次節の浦和レッズ予想スタメン【アウェー vs 鹿島アントラーズ】
中4日で次のJリーグの試合があるものの、「4日あれば十分回復可能、だから今回も全力で戦う」というジャッジだったと思われます。次からはこの辺も考慮していきたいと思います。
前半
まず中央の駆け引きが面白かった。裏へ走る。裏を狙うレッズ。
その次はサイドだった。
相手4バックの列に汰木選手から関根選手までの5人がトップに並びミスマッチを作る。後ろで時間を作って、中央の動きで相手を動かし、フリーのサイドにマウリシオ選手・岩波選手が精度高いロングボールを通して一対一を作る(鹿島のセルジーニョ選手のポジションもちょっと中途半端に見えたけど)。
素晴らしい展開が続く。
武藤選手が斜めにゴール方向に走って相手のサイドバックを連れ、汰木選手にスペースを作る。武藤選手がジェスチャーで汰木選手にスペースに走れと伝えているように見えた。
武藤選手の動きは効いていた。つられる鹿島のサイドバックとセンターバック。それを逃さないマウリシオ選手と岩波選手の斜めの汰木選手へのロングボール。
すごく良かった。
気になったのは、DFラインがボールを持った時のボランチのエヴェルトン選手の動き。前半だけだったけど、何度か縦に走ってFWを抜いて裏に抜ける勢いだった。前節も柴戸選手が裏へ抜ける動きを見せていた。
これ、ミシャさんのときはない動き。大槻監督が加えた新たなオプションかも。気になるので今後注視していきたい。
レッズの得点は前半28分、ゴール前に突っ込んだボランチのエヴェルトン選手のもの。
気合いで押し込みエヴェルトン先制ー!
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あのシーン、PA内に4〜5人レッズの選手が入っていた。
テンション上がる浦和レッズ。その後も「あと2点取れ」という監督の指示?のもと攻め続ける。
カウンターを何度か受けてピンチになるも西川選手の好セーブもあり0でしのぐ。勝つためにリスクを負って攻め続けた前半だった。
後半
後半もレッズは攻め続ける。
しかし後半5分、興梠選手が足を負傷しファブリシオ選手が入る。これは痛かった。興梠選手の無事を祈るばかり。
その後も攻め続けるも、後半21分セットプレーから失点。
後半28分に杉本選手を入れ、さらに攻勢を強めたところ35分。サイドバックの裏のスペースに走る杉本選手。そこにいいロングボールが通る。
そこで時間を作り荻原選手が受けて左足のクロス。そこに飛び込んだのは関根選手が突っ込んでゴール、2-1!
そのままさらに追加点を取りに行くも、逆にカウンターで失点し、そのまま2-2、2戦合計4-5で敗退。
ルヴァン杯はここで終わりとなった。
雑感
リスクを取って攻める意識がとにかく強かった。
そして最後まで走りきっていた。まだ暑い夏でも。
これまでのレッズは「まずは失点しない」という意識が良くなかったのだろうか。そういえばミシャさんのときはとにかく攻撃!だった。
ここ135分間、レッズのメンバーは全員が闘志むき出しに戦っていた。ゴールも2試合で4得点奪えている。
今日の失点はセットプレーからと、カウンターから。相手に思いっきり崩された形かといえば、そこまでではなかった。
僕は今日みたいな試合をずっと見たい。
レッズの選手のみなさんの攻撃クオリティを改めて認識できた試合だった。守備で守りきるメンバー構成ではない。攻撃で仕掛けて相手を圧倒するメンバーだ。
やっぱりレッズの3-4-2-1の両サイドアタッカーは高い位置を取らないと。
今後も攻める姿勢をみたい。
大事なところで試合に勝つ鹿島アントラーズはやはり健在におもう。今回も結局僕らが負けた。でもまだACLも天皇杯も残っている。まだまだ今シーズンは終わっていない。
鹿島アントラーズを相手に、大切な何かを思い出させてもらえたと思う。
大槻監督、選手のみなさん、次、絶対勝ちましょう。