いよいよ辿り着いたACL決勝。
2021年に天皇杯を優勝し出場権を得て、2022年に準決勝まで戦い抜き、2023年の4月29日26:30(日本時間)、アル・ヒラルと決勝を戦う。
過去を振り返れば2017年にアル・ヒラルを倒してACL優勝。
- ACL決勝1stレグ 浦和レッズ(A) vs アル・ヒラル(H) 守備の頑張り、ホームへつながる熱い戦いに感謝!(2017.11.19)
- ACL決勝2ndレグ 浦和レッズ(H) vs アル・ヒラル(A) 選手たちの頑張り、レッズの関わる人達の努力に拍手。歴史を作った浦和レッズ!(2017.11.25)
2019年はそのアル・ヒラルとの実力差を見せつけられて完敗。
- ACL Final 1st Leg vs Al Hilal。過密日程、長距離移動、アウェーのプレッシャーの中で0-1。次ホームで借りを返すだけだ。(2019.11.10)
- ACL決勝2ndレグ 浦和レッズ vs アルヒラル。ACLチャンピオンの実力。このシーンを忘れずに次へ…(2019.11.25)
縁のある相手だ。
2021年、天皇杯は天皇杯として一つの重要なタイトルだけど、レッズはところどころでAsiaという単語を使い天皇杯をアジアへの道と位置付けていたと思う(予想スタメンの記事、試合後の記事参照)
- GO TO ASIA 次節の浦和レッズの予想スタメン【vs カターレ富山 天皇杯】(2021.6.8)
- 苦しみながらもエースのゴールで突破。浦和レッズ vs カターレ富山【天皇杯2回戦】(2021.6.10)
その天皇杯を優勝し、そこからACLの激闘を制してここまでやってきた。クラブとして世界を見据えてきたことがここまで繋がってきた思う。
アルヒラルと決勝で再戦するチャンスがこんなに早くやってくるとは。なんとしても勝ち切りたい決勝のHome&Awayの初戦。
アウェーの難しさはACLをこれまで戦ってきた誰もが知っている。
重要なアウェーでの初戦。
スタメン
リザーブ:彩艶、岩波、馬渡、犬飼、荻原、柴戸、安居、平野、早川、ホセカンテ
怪我から酒井選手が復帰し、ほぼベストメンバーのレッズ。シーズン開始直後はモーベルグ選手がスタメンを重ねていたが、関根選手がリーグ戦でもスタメンを奪い、このACLでもスタメン。熱いプレーを期待。
前半
前半10分のところまでは、落ち着いた入りでうまくやっていたと思う。
しかしながら12分、アルヒラルの右サイドMichael選手から単独で縦に突破され、グラウンダークロスがゴール前を通過、逆サイドにいたサレム アルダウサリ選手のシュートが決まり0-1。
レッズはミスが多く、アウェーの雰囲気に飲まれている感じ。。
25分くらいから少しずつ攻撃のターンが回ってくるも、最後シュートにまで行くことはできず。
30分台はレッズもボールを持ち繋ぐ時間も増える。エリア内で大久保選手が仕掛けたシーンやCKなど。
その後比較的落ち着いたまま前半終了。
ポゼッション率は69:31。とはいえ被シュート数も3本で正直あまり圧倒されたという感じも受けなかった前半。
アルヒラルは途中から形を変えてきたが、うまく行ってないという認識の元だったのだろうか。
後半
レッズボールで後半開始。おそらくセットされた形でスタートした形でゴールに迫る。気持ちが見えた。
その後は同じように落ち着いた入り。
後半8分、パスがつながり、その後ろからのボールを間で受ける大久保選手。前を向いて出したボールが相手に当たりそれがゴールポストにぶつかって跳ね返る。それに詰めたのは興梠選手!!同点ゴール!
🎥GOAL⚽️
— #ACL決勝 公式 (@TheAFCCL_jp) April 29, 2023
53' #興梠慎三 (#浦和レッズ)
FT:🇸🇦#アル・ヒラル 1-1 #浦和レッズ🇯🇵#ACL2022 #ACLFinal #ACL決勝 第1戦 #HILvURA pic.twitter.com/1xfG1SU2IV
1-1。
その後、レッズペースが続く。明らかに相手はペースが乱れていたし、レッズも勇気を持って動けるようになった。
レッズサポーターの声がDAZNでも響き渡る時間が続く。
後半22分 興梠–>ホセカンテ、小泉–>安居
安居選手はすぐにゲームに入り、チャンスメイクに絡んでいた。
後半35分、酒井–>荻原、大久保–>早川
大久保選手は足を攣っていた。酒井選手は大丈夫だろうか。。怪我明けいきなりACLアウェー決勝、間違いなく負担は大きかったのだろう。。早川選手は17歳にしてアウェーACL決勝を経験。リーグ戦でも強い気持ちでプレーできていたのが大きいのではないだろうか。
後半38分、伊藤–>柴戸
伊藤選手も足が攣っていた。
We are Reds!コールが響き渡る。
後半40分、岩尾選手がサレム アルダウサリ選手を後ろから掴んで倒してしまう(これはこれでイエローカード)。これに対して相手が岩尾選手のお腹を足裏で押してしまい一発レッドカード。。明らかにイライラしていたアルヒラル。
その後は体を張って守り切り、1-1の引き分け。
ポゼッションとしては72:28だったようだが、絶対的支配をされた雰囲気は感じなかったし、特に後半は悪くなかったと思う。
次節に向けて
さて、アウェーゴールをとって1-1は次につながる結果。難しい試合で、試合を壊さないように冷静に戦い抜き、価値ある最初の90分での結果を得た。
次ホームで勝てばもちろんOK。0-0の引き分けでも90分で決着がつく。1-1なら延長。
勝負に絶対はないし、アルヒラルですらホームでペースを乱したのもある。2019年、レッズはホームで敗れている。油断は誰もしないと思うけど、次に向けて全力の準備が必要なことに変わりない。
決勝2nd Legに向けてあと1週間、気合を入れていきましょう。
みなさん、まずはアウェー1st Legお疲れ様でした!