ホームでACL決勝2ndレグ。
相手は代表クラスをそろえ、組織的なプレーもできるアル・ヒラル。
初戦ではいいところを見せることができなかった浦和レッズは逆転できるだろうか。
今回は写真多めです。
試合前
スタジアムに向かう途中。
想いの込められたメッセージを見ることができた。
気合が入る。
選手入場の際のスタジアム。
コレオも素晴らしかった。準備をしてくれている方々には本当に頭が下がります。
キックオフ前の「We are Reds!」も響き渡っていた。最高の舞台は整った。
スタメン
大槻監督が送り出したのはいつものメンバーだった。
最後は大槻監督がやりたいサッカーを体現できる選手を選んだのだろう。
相手もベストメンバー。両者全力を持って戦う一戦となった。
試合
1対1のところでの強さ、スピード、いずれも相手が上回っていた。
レッズの選手たちはボールをキープできず、ことごとく各所で奪われてしまう
相手の運動量も落ちることはなくて、すぐに複数人で囲まれていた。
遠くにボールを届ける選手がいないため、裏をうまく使うこともできず。一度前半に興梠選手が裏を抜けて惜しいシーンを作れたくらい。
ファブリシオ選手を1トップにしてみたり、ちょっと変化を加えようとしてたけど、あれだけボールを運べないと厳しい。
柏木選手が途中で投入されたものの、彼のスペースを作る動きや後ろから配球するシーンはあまり作れず。
攻撃の切り札がいないのも痛かった。ドリブラーがやっぱり1人いてもいいかなーと思ったな。
そして後半、アルヒラルは最後まで落ちることはなかった。終始素早いチェックとスプリント、デュエルでの強さを維持し、レッズに隙を与えなかった。本気でACLを狙いに来ていた。
ACLチャンピオンに値するチームだった。
ここまで広州恒大や上海上港などを撃破してきたけど、彼らの方がスキがあったと思う。
完敗。
そう認めるしかない0-2という結果だった。
試合後
アルヒラルの喜ぶ姿を見て、強烈な悔しさを味わった。
見たくなくて帰った人もいると思う。だけど最後まで目に焼き付けた。
レッズの選手たちは本当に悔しそうだった。
挨拶に回ってきたレッズの選手たちには拍手。ACLという大会を決勝まで楽しませてもらった。
お疲れ様でした。
僕はレッズの選手たちがピッチから去るまで見届けた。関根選手が悔しそうにしてたのが印象的だったかな。
関根選手や橋岡選手は1番悔しさを感じた選手だろう。
さらに強くなってまずはJリーグで敵なしのサイドアタッカーになって欲しい。
おわりに
映像で前半を見返すと、思っていたよりもチャンスは作れていて、全く得点のチャンスがないわけではなかった。少ないチャンスで決めきる強さも今のレッズにはなかった。
長丁場を戦うACLは、簡単に勝ち上がれる大会ではない。あれだけ90分通して上回られたら優勝の可能性は低い。もっと試合を支配できるクオリティが必要だ。
ポゼッション率とかただそういうのじゃなくて、相手を上回る個の力、仕組み、引き出し、自信、強いチームがもつ何か、を備えないと圧倒できない。そしてクラブとして蓄積するアウェーを戦い抜くノウハウだったりも重要。
アルヒラルが浦和レッズを圧倒したように、いつか浦和レッズがACLで相手を圧倒する日を夢見たいです。
180分通してここまで何もさせてもらえなかった相手っていただろうか。
悔しいけどこの経験ができたのは貴重と思いたい。Jリーグでは無双するぐらいじゃないとACLは優勝できない。
「これからどこ目指すの?」
今日のコレオの文字。
今後のレッズが目指すところであって欲しい!#浦和レッズ pic.twitter.com/OMMdxi0Pld— Yo (@UrawaRedsLife) November 24, 2019
さて、最後の相手があの強さだったのはプラスに捉えたい。
あのレベルを目指さないとACL優勝を目指すなんて言えない時代になったと理解した。
僕らはそれを肌感覚で感じ取った。
Jリーグでは無双するくらいのつもりでチームを作らないといけない。
スタジアムで作り上げたコレオのメッセージ。
“GO TO THE WORLD“
浦和レッズというクラブがどこを目指すのか。そしてそのために何をしなければならないのか、迷走している暇はない。
サポーターにできることは応援することと浦和レッズにお金を落とすこと。
そして個人的にはもう一つ。微力ながらSNSやブログで浦和レッズの魅力を語り、少しでも浦和レッズを盛り上げることに貢献したいなと思う。
20年くらいレッズを応援してきたけど、人生に非日常を与えてくれる素晴らしいチームだ。J2もJ1昇格もナビスコ(ルヴァン)優勝も天皇杯優勝もJ優勝もACL優勝も残留争いも味わった。今年はACL決勝と、まだ続く残留争いの2つもだ。
他のクラブをどうこういうつもりはない。他にも素晴らしいクラブはたくさんある。
でも埼玉スタジアムの雰囲気は絶対に一番だと思うし、本気でアジアを目指しているチームはJでは数チームしかないと思う。
このクラブを誇りに思い、ずっと応援していきたいと思います。
ACL決勝で勝てなかったという歴史が刻まれた2019.11.24。
長くクラブを応援する上で、語れる試合がまた増えたということ。
悔しすぎてすぐ寝れなかったけど、この悔しさをバネに成長する選手やクラブを今日から見たい。
そういう意味で、残留を争うJの残り2試合は重要。
相手はFC東京とガンバだけど、アル・ヒラルに勝つつもりでトレーニングして圧倒してほしい。
明るい未来を見たい。