Urawa Reds Life

2020シーズンの振り返りと2021シーズンへの期待。

01/24/2021Others
2020 to 2021

浦和レッズの2020シーズンは終了し、2021シーズンの準備が進んでいる。

1年を振り返っておく記事は残したいので、2021年に入ってしまったものの、去年の感想から今年への期待をまとめておきたい。これは将来自分で読み返すためでもある。

まず、2020シーズン。COVID-19の影響で大幅にスケジュール変更になった中、最後まで闘ったみなさんに感謝。

クラブも入場収入が激減する中相当な苦労があったはずで、ここまで成立させるための努力も大変なものがあったのではないだろうか。ピンチの中で粘り強く改善したベースが元となり、今後の飛躍につながっていくと信じたい。

そんな大変な中、再開後に観客が入らないスタジアムを見事に赤で染め上げたスタッフの皆さん、本当に感謝。そして戦い続けた選手たち。感染者も出ることなく最後まで無事戦い抜けたこと自体本当にありがたい。結果はあまり振るわなかったけど、サッカーのある一年、とてもありがたかった。

浦和レッズ公式のシーズン振り返りは以下の記事が発表されているので、必読。

ファン・サポーターのみなさまへ「2020シーズン振り返りと2021シーズンに向けて」

2019年末にクラブが3ヵ年計画を示し、2020シーズン終了後にこういった発信をしてくれるのはありがたい。こういったコミュニケーションを通じながら、我々が進むべき方向のすり合わせをしていけたらいいのではないだろうか。

前置きが長くなったけど、1人のサポーターとして2020の浦和レッズを応援してきて、感じたことをまとめておきたい。こういう気持ち的な部分は後になってからでは書けない。今、投稿することに意味があると思うので。

2020の戦い方

ミシャさんが構築した攻撃サッカーは魅力的だった。可変システムを用いて特殊なサッカーと呼ばれていたけど、それに合う選手を集め、毎シーズン優勝争いをした。

ところが2017年からレッズは監督交代を繰り返し、サッカーの内容は監督任せ。新しい選手は獲得するけど監督のやりたいサッカーとシンクロせず歯車がかみ合わない。

最も影響を受けた選手はマルティノス選手だろう。堀監督のときに獲得して右サイドアタッカーのポジションでの活躍が期待されていたが、開幕数試合で監督交代。

大槻暫定監督、オリヴェイラ監督は3-5-2ないし3-6-1のフォーメーションを採用し、高い位置でのサイドアタッカーというポジションがなくなった。

マルティノス選手はシャドーや1トップで起用されるも特徴を出せず。彼がサイド高い位置のポジションを得て生き生きとプレーするまで2年待つ必要があった。

クラブの掲げるサッカーと監督の構築するサッカーとチームを構成する選手達。
ここが長期にわたってマッチしている必要がある。

その課題意識から、2019年末に浦和レッズは目指すサッカーを定義した。と僕は理解している。

  1. 『個の能力を最大限に発揮する』
  2. 姿勢として『前向き、積極的、情熱的なプレーをすること』
  3. 『攻守に切れ目のない、相手を休ませないプレーをすること』

口頭で、攻撃はとにかくスピードという話があった。

そのサッカーを作り上げるためには変化のための時間、そして選手の入れ替わりも必要で、時間がかかる。そのための3年計画だと理解した。

埼スタで、レッズの選手達が相手ゴールに向かって迫力を持って攻めていく。
サイドでボールを持ったら仕掛けて行く。スタジアムが盛り上がるシーン。

大槻監督は、主体的にプレーし、相手のボールを奪って素早く攻めるというコンセプトを浸透させようとしていたと思う。

奪ってカウンターは浦和レッズの武器になった。シーズン途中から、相手監督からも「浦和さんのカウンターが鋭いのでそこは警戒して」といったコメントを聞くようになった。

以下はシーズン後半に固まってきたスタメン。

2020 24節 セレッソ大阪戦の予想スタメン 浦和レッズ

スペースがあれば無双できるマルティノス選手やドリブルを得意とする汰木選手。

ゴール前で仕留める興梠選手やレオナルド選手。

左サイドを駆け上がり決定的なクロスを供給する山中選手。

ここの強みが発揮されたときの爆発力はあったと思う。そして先制した試合は大きく勝ち越し。

しかし一度、崩れたら一気に崩壊、という試合も数多く、不安定な戦いをしてしまった1年。

最終的に13勝7分14敗 10位 得失点差 -13。

と、目標としていたACL圏内、得失点差+二桁には届かなかった。しかし過去をリセットし、次につなげる一年になったのではないかと思う。

来季へ

再掲になるが、来季については以下の記事が参考になる。

ファン・サポーターのみなさまへ「2020シーズン振り返りと2021シーズンに向けて」

「苦しい展開の際に、立ち返るべき『型』がなかったことが、大きな要因でもあります」と述べられているのが気になったところ。

2021シーズンは徳島をJ2優勝に導いたリカルド監督を呼び、これまで積み上げたものにさらに攻撃の型をプラスしてもらえるものと期待。楽しみ。

リカルド監督、どうかよろしくお願いします。

選手の入れ替わり

2019-2020シーズンと違い、2020-2021シーズンの切り替えのタイミングで大きく選手の入れ替わりがある。

追いかけきれていないが、本当に数多くの移籍があった。

<OUT>

MF マルティノス(—>仙台)
MF 青木拓矢(—>FC東京)
MF エヴェルトン(—>ポルティモンセ)
DF 岩武克弥(—>横浜FC)
DF 鈴木大輔(—>千葉)
MF 武富孝介(—>京都)
MF 長澤和輝(—>名古屋)
GK 福島春樹(期限付き移籍—>京都)
GK 石井 僚(期限付き移籍—>山口)

<IN>

MF 大久保智明(中央大学)
MF 伊藤敦樹(流通経済大学)
DF 藤原優大(青森山田高校)
DF 福島竜弥(ユース)
MF 金子大毅(湘南)
MF 小泉佳穂(琉球)
MF 田中達也(大分)
MF 明本考浩(栃木)
GK 塩田仁史(栃木)
DF 西 大伍(神戸)

<レンタル継続>
DF 荻原 拓也(レンタル移籍 新潟—>京都)

こんなに選手が入れ替わるのはいつ以来だろう。

退団するメンバーは主力も多く、普通にACLで活躍できるレベルの選手だってたくさんいる。浦和レッズを支えてくれた選手たちに感謝したい。新しいチームでの活躍を祈念してます。

一方、新規加入メンバーもすごい。
各ポジション、特徴を持った選手が浦和レッズに来てくれるので、本当に楽しみ。MFは先発全員入れ替えられるくらいの人数が加入する。誰々選手に期待!っていう感じじゃなくて、みんなに期待。

みなさんお願いします!

おわりに

最終節の挨拶や、クラブの発信内容から読めるのは、浦和レッズはACLに強い想いを持っているということ。ACLに出れないこと、ここをとても残念に感じている、クラブが。

あの舞台で、また戦いたい。そう思っているクラブはJリーグには少ないように思う。あの舞台を何度も経験し、優勝したこともあるからこそだろう。

2020シーズンの目標にACL圏内とおいたのは、本当に出場したかったからじゃないだろうか。やっぱりACLがないと寂しい。

2021シーズンは浦和レッズが目指す方向・サッカーを見つけ、上位に食い込み、優勝ももちろん狙ってもらいつつ、ワクワクする一年を期待したいなぁというところ。そして2022から再びACLの舞台にも復活し、JもACLも優勝を狙う日々を夢見たい。

新シーズンの始まりに期待!

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