アウェーで鹿島アントラーズと対戦する浦和レッズ。残り4試合をいい結果で終え、少しでもACL出場圏内に近づきたい。
鹿島アントラーズとは前回ホームで1-0で勝っている。鹿島は監督を変え、戦い方も変更になった印象があった。当時鹿島アントラーズは全然勝てていなかったが、そこから調子をあげ現在勝ち点52で5位に位置している。
レッズは勝ち点45の9位。勝利が絶対に必要な一戦。
スタメン
SUB:鈴木(彩)、宇賀神、岩波、エヴェルトン、伊藤(涼)、武藤、杉本
前節と同じメンバーでスタメンを組んだ大槻監督。SUBは武富選手に変わって伊藤(涼)選手が入った。
前半
両者集中して入った試合の入り。
しかし鹿島アントラーズにチャンスを何度か作られ、前半11分レッズ右サイドでエヴェラウド選手からクロスをあげられ上田選手に先制点を決められてしまう。精度も高かったが…
橋岡選手はその後相手との距離を近くし守備をするようになったように感じたので、責任を感じていたのかもしれない。
15分頃?マルティノス選手がいいタイミングで走り込む橋岡選手にパスを出し、橋岡選手が素晴らしいクロス。少し高くて合わなかったが惜しいシーンだった。
レッズは後ろで青木選手が降りて人数を揃えながら丁寧にビルドアップを試みる。ところどころで縦パスを狙い、そのままゴール前に迫るシーンもあり、チャンスはそれなりに作れていた。
前半最後の方はチャンスの連続。
43分頃、コーナーキックで橋岡選手がそらして興梠選手がシュート。
44分、山中選手のロングパスをレオナルド選手が収めて汰木選手が受けてマルティノス選手へ。からのシュートがポストに当たったシーン。
45分、長澤選手がPA内に突入してのシュート。
しかしゴールを奪えず。0-1で前半が終了した。
後半
後半いきなりピンチの連続。
49分中央を突破され上田選手に素晴らしいミドルを決められてしまう。
57分、長澤—>エヴェルトン、汰木—>武藤
長澤選手の交代はイエローをもらっていたからだろうか。残しても良い気がしたけれど…
64分、青木選手が集中を欠いたプレー(ケガしていた?)で相手にボールを渡してしまう。
それを見事に展開されエヴェラウド選手に決められて3−0。
青木選手はその後すぐに伊藤(涼)選手に交代。ボランチの控えはいない状況だったが、青木選手は怪我をしていたという解説もあったがどうなのだろう。
78分、興梠—>杉本、マルティノス—>宇賀神
橋岡-トーマス-槙野
宇賀神-伊藤-エヴェルトン-山中
レオナルド-杉本-武藤
一時的にこのような形になっていたと思うけど、どうやって攻めるの、というのはなく、ボールを持たされてもうまくできるようなチームではないので、そのまま何も起きることなく0−4で試合は終了した。
なお、試合後の監督コメントによると3−5−2のような形とのことだった。
雑感
鹿島はレッズのカウンターを防ぐためか、まず危険な形でボールを失うシーンがなかった。レッズは相手を追い込んで前向きにボールを奪うシーンが作れなかった。後ろでボールを保持してパスを回そうとするも、苦手なことをやらされ相手の網にかかり、失点するというパターンが多かったように思う。
前半45分をみると十分やれていたと思うけど、後半は集中力を欠いたプレーもありあっさり4失点。今年はこういうパターンが多く、結局治ることはなかったのが気になる。
大槻監督は90分球際で勝てていなかったことに言及していたが、原因はなんだったんだろうか。
うまくいかないときでも同点なら粘りながらカウンターを狙うというのができるけど、負けていると点を取りに行くしかなくて結局崩れて大量失点というのが苦しい。今日のように局面でことごとく負けては何もすることができない。
引き出しの少なさを改めて認識させられてしまった試合となった。
伊藤(涼)選手はがむしゃらさがあってよかった。動き回り、フリーキックも積極的に蹴っていいコースを狙えていたし。中盤でガツガツいく役割は向いてないだろうし、今日の役割なら柏木選手がいるし、難しさはあるだろうけれどぜひ頑張って欲しい。キラリと光るものは持ってるので。
さて、今シーズンは残り3試合。何もかかっていない試合になると思うけど、何を見せてくれるのか。
僕らはどんな試合だって勝ちたいと思って応援している。
浦和の責任って言葉の難しさをすごく感じる試合だっただけに、これから見せるものが大事になってくると思っている。