勝ち点30で並ぶ浦和レッズと湘南ベルマーレ。
すぐ下に迫ってくるチームがたくさんあるなか、どちらも勝ち点3が欲しい。
レッズは過密日程を戦うなか、絶対に勝たなければならない試合。
スタメン
火曜日にACLを戦い中4日のなか、比較的メンバーを維持してのぞむ決断をした大槻監督。
左サイドは関根選手ではなく山中選手が抜擢。左サイドを制圧できるか。
ちなみに事前に行ったスタメン予想の記事はこちら:次節の浦和レッズのスタメン予想【vs 湘南ベルマーレ】負けられない、いや、引き分けもダメで勝ち点3が必要な一戦
なかなか完璧には当たらないものです。
前半
前半湘南は入りが悪くレッズペースで進んだ。
この流れの中、カウンターから素晴らしい流れでレッズが先制する。
橋岡選手がしっかりルックアップして、いい場所にパスを出す。それを受けた武藤選手が興梠選手の走るコースにボールを送る。
興梠選手は必殺の動き出しで、ニアに自分でスペース作って入っていく。最後はボールを流し込む流石のシュートのうまさ。
これで8年連続二桁ゴールという偉業を達成!すごすぎる。歴史に名を残した興梠選手にはまだまだ活躍を続けてほしい。
そしてこのゴールには凄さが詰まっている。何度もリプレーされることになると思うけど、とってもいいゴールだった。こういう選手がレッズの下部から育って上がってきて欲しいなぁ。
難しいかなぁ、興梠選手は天才だから。。。
さて、しかしその後、セカンドボールをことごとく湘南に奪われる展開。
今日は明らかにレッズの選手の動きが重い。
そして山中選手の裏が狙いどころであることがバレている。山中選手を使うなら彼を高い位置で維持しないといけないのだが、チームとしてそれができない。
何度かピンチを迎えるもの失点せずに乗り切ることはできていた。
とにかく防戦一方となった前半。
後半
岡本選手に裏を使われていた左サイドを山中選手から関根選手に交代。これでレッズの左の守備は安定した。
リードを得ているレッズは自陣でつなぐことをせず、追い込まれたらセーフティーにロングボールを蹴り込む。
カウンターでチャンスに繋がったシーンもあり、これは勝つための現実的な選択だと感じた。
ある意味やることに迷いがない。このサッカーのキーパーソンである橋岡選手は、走り続け、飛び続ける。
しかし、後半87分、スローインから梅崎選手に切り込まれ、PKを取られてしまう。粘り強く守っていたのだが。。。
それを決められ最終的に1-1でドロー。勝ち点1を分け合う形となった。
選手交代
後半開始 山中選手—> 関根選手
後半27分 武藤選手—>柴戸選手
後半39分 興梠選手—>杉本選手
関根選手が入ってサイドの守備が安定した。ここは狙いが明確だった。
柴戸選手は運動量と裏への動きを期待されて投入されたようで、役割は発揮できていたと思う。難しいゲームだったけど。
興梠選手はコンディションの問題?だったみたいだけど、状態が心配。彼なしでは今後の巻き返しは難しい。
雑感
先制点を奪ったからというのもあると思う、後ろからボールをつなぐことを捨て、西川選手から橋岡選手めがけてロングボールを蹴る作戦に出たレッズ。
セカンドボールをことごとく拾われていたので、これで良かったのかよくわからない。
でも自陣で奪われてショートカウンターが一番怖いし、それが湘南の狙いだったので、それをさせないという意味で徹底されていたのだと思う。
これは大槻監督の決断だと思うし、オリヴェイラさんでも同じ判断だったと思う。
アウェーで勝利のために割り切った戦いをしていたし、勝ち点3はもう少しのところまで来ていた。
だけどどうしてもレッズに流れがない。どうしたら流れを引き寄せられるのか。
どうしたら追加点が取れるのか。
だれか教えてください。
最後の最後のシーンで関根選手が見せたプレー。前に向かう姿勢、ゴールを奪おうとする姿勢、あれがある限りまだ何かを起こせる気がする。
最後まで走りきろう。
Jリーグは一時休戦。次はルヴァン杯で好調鹿島アントラーズと戦う。勝ちグセ、流れ、これを呼び寄せたい。