シーズンも残り1/3のところまで来た。
ここまで勝ち点30で、残留争いに巻き込まれる可能性もある浦和レッズ。
上を目指す上でもホームでしっかりと勝ち点3を積み増したい。
ここから始まる過密日程に勢いをつける意味でも、極めて重要な試合だ。
スタメンとフォーメーション
浦和レッズはいつもの3-4-2-1。ACLを見据えてメンバーを選定してきた。
柏木選手がスタメンに復帰。キャプテンがいよいよ戻ってきた。
ちなみに、以下の記事でかいたスタメン予想。7/11の正解率だった。ボランチや森脇選手のリベロ、橋岡選手の右ストッパーは予想があたったけど、攻撃的メンバーは結構予想を外した。
次節の浦和レッズのスタメン予想【vs 松本山雅FC】-所属する全ての選手の活躍が必要だ。
なんとなくACLを見据えた選考の考え方は合ってた気がするけど、攻撃陣は相手あっての組合せだと思うのでなかなか難しい。
ACLがある前後の過密日程においては、ボランチ以下守備陣は今後このメンバーが中心になっていくと思われる。
前半
ボールが落ち着かない入りだったが、徐々に落ち着きをみせる。
リベロの森脇選手は前の選手の動き出しを見ていて、タイミングよくロングボールを入れていく。
僕が驚いたのは森脇選手の左足の精度。
右足の素晴らしさは知ってたしある程度左で蹴れるのも知っていたけど、あそこまでとは。
森脇選手からのいい展開が多く、試合を支配している感じすらあった。やるなー、、と。彼のリベロは今後のベースになっていくかもしれない。
さて、レッズのゴールはステキな流れから。
パスを何度もつないで相手を動かす。サイドアタッカーの宇賀神選手がちょっと中央に動いて、その大外をストッパーの橋岡選手が駆け上がる。縦パスをそこに通してそのままグラウンダーのクロス。
それをファブリシオ選手が決めて先制。
ゴールまでの1分14秒、27回パスを回し興梠選手以外のフィールドプレイヤー全員触ると言うペップが好きそうなゴール。
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その後もいい形があるも得点が取れなかった。
これが後に響く。
後半
レッズはメンバーを変えず戦う。1-0で落ち着いた展開を維持する。
しかしなかなか追加点が奪えない展開のなか、サイドからのクロスを阪野選手に決められ同点にされてしまう(後半30分)。
こういうことがあるからサッカーは怖い。
そして、その後再びワンチャンスを松本に決められ逆転されてしまう(後半38分)。
最後攻め続けるも松本が守り切ってホームで痛すぎる敗戦。
選手交代
後半19分、柏木—>武藤
後半29分 宇賀神—>関根
後半34分 ファブリシオ—>長澤
後半18分頃に、宇賀神選手から関根選手に変えようとしていたので、ACLは宇賀神選手と関根選手のサイドでいくつもりだったのかもしれない。ところが柏木選手が足を痛めてしまい先に交代となる。
交代で入ったのは守備もできるメンバーなので、前線でボールを奪ってカウンターというのが大槻監督の理想なのかなぁと思ってみていた。
雑感
先日、0-0の展開で槙野選手が左サイドを上がっていくシーンがあった。
今節、サイドアタッカーが中央にスライドして、そこの大外をストッパーが上がっていくという形が見られた。これはミシャさんがよく使ったサイド攻略の手法。
橋岡選手の機動力はこの動きがあるとすごく生きる。そしてそれが今回得点に結びついた。
これはかなり攻撃に偏った戦い方なので、ストッパーが上がったときのリスク管理が重要となる。
大槻監督がこの攻撃パターンを解禁したのは、興味深い。オリヴェイラさんはやらなかったので。今後どうなるのか見ていきたい。
このメンバーで守備に走れる相手をいなしながら戦えるのは大きな収穫だと思う。連戦のなか、これは大きい。
しかし、負けてしまった。
流れが悪いというか、ここぞで点が取れないけど取られてしまう弱さというか、何かが足りないという状況。
このまま連戦に入っていくので心配だがコンディションを維持しながらテンション高く戦っていかないといけない。
降格争いに巻き込まれたら他のカップ戦にも間違いなく影響を及ぼす。
ちょっと痛すぎる敗戦。おそらく今シーズンを左右するほどに。
でもすぐ火曜日にはアウェーで上海戦がある。まずはそこを乗り切り、次のJリーグで勝ち点3を取るしかない。
何とかしたい。何とかしなければいけない。
下を向いている暇はない、本当に。