試合 J1 ゴールデンウィークの真ん中、快晴の一日となった5/3、埼玉スタジアムには5万3千人ものサポーターが集まった。
僕もその中の1人。今日はスタジアムでの観戦。
失点を減らしながら上位に食らいついている浦和レッズ。なかなか勝ち点を積めず苦しむジュビロ磐田からホームで勝ち点3をゲットできるか。
スタメン
前節と同じスタメンで臨む浦和レッズ。うまくいきつつあるので監督もコンディションに問題ない限りこれで行くのだろう。
磐田は4バックのフォーメーションだったけど、守備時は14番の松本選手が左サイドバックのところまで降りて5バックで守っていて、どちらのフォーメーションを正とするのがいいか不明。攻撃時の方を正として、ここでは4バックの表示としてみた。
試合前後半
比較的打ち合いとなった試合。
チャンスはどちらのチームにもあった。ただ、どちらのチームも得点に至らなかった。
今日のレッズはカウンターの迫力がいつもより増して、いい変化だなと思った。
いつもなら1人か2人しかダッシュしないところ、4人くらいダッシュで駆け上がっていく感じ (僕が見たイメージ)。
迫力があったし、左サイドの山中選手にパスが出てペナルティエリア内に3-4人くらい突っ込んでいくシーンは見ものだった。しかし得点は入らず。。
どちらも惜しいシーンを作るも0-0で試合終盤まで進む。
しかし、後半アディショナルタイム、青木選手のミスから相手に得点を許してしまう。
あそこまで追い込まれたのは磐田の追い方がうまかったのか、パスコースを作れなかったレッズの選手が悪いのか。スタジアムで見てたのでなんともそこまではわからない。
失点してしまったのは仕方がない。先に致命的なミスをしたのは浦和レッズであり、プレーで取り返すしかない。
僕は失点後のピッチをずっと眺めていた。
ミスをした青木選手、最後まで相手を追いかけたディフェンスの選手はしゃがみこんで起き上がれていなかった。
FWの選手(誰だっただろう)も1人立ち上がれていなかった。それだけショックな失点だったのだろう。
そんな中、西川選手は後ろから走ってきてがっくりきている選手を鼓舞する。「立ち上がれ、試合は終わってないぞ」といった感じに見えた。
そう、僕らはそういう姿勢が見たい。
あのときまだ時間は残っていた。諦めるには早すぎる。3月末のFC東京戦だって最後のワンプレーで追いついた。
全力でプレーして、ミスで失点したらがっくりくるのはわかる。
でも、それでもなお、前を向いてほしい。
終わりの笛がなるまでは。
53,000人ものサポーターが応援してくれているわけだから。
たとえ審判の判定が納得いかないものであっても前を向いて走ってほしい。現地にいるサポーターはしっかり見ている、試合が終わった後のブーイングは審判に向けてのものだ(と僕は理解している)、少なくとも南・バックロアーエリアから選手へのブーイングはほとんどなかったと感じた。
相手が強くても、審判の判定がおかしいと思っても、ミスから失点し勝利が遠のこうとも、浦和レッズを代表してピッチに立つものとして、ゴールを取るために戦ってほしい。
厳しい状況になろうとも、後ろからチームを鼓舞してくれる西川選手の存在は大きいなと感じた。
いつもニコニコしつつも、大事なところではゲキを飛ばす。後ろから攻撃の組み立てに参加してはピンチでビッグセーブを連発。
彼はレッズを支えるリーダーの1人だ。これからも浦和レッズに勇気を与えてほしい。
試合終了間際の興梠選手のプレーも熱かった。90分経過していてもあんなに走ってくれる。
今日の試合は負けたけど、そういったプレーや姿勢を見れたから心が救われた部分もある。
一方で、まだ試合が終わってないのに、気持ちが切れかかった瞬間があったことも感じた。そんなチームが優勝できるとは思わない。
そんなときこそ選手とサポーターが一体となって前に向かないと。
この敗戦を糧に、みんなで前を向いて成長していかないと。
そういった意味で、とても考えさせられた試合だった。僕はこの敗戦が今シーズンのターニングポイントになってほしい。
諦めずに戦い続けることの大切さを教わった貴重な経験として。