いよいよ始まるJリーグの後半戦。
浦和レッズは超過密日程の中ベガルタ仙台と戦う。
水曜日に開催された天皇杯流通経済代戦は選手を大幅に入れ替え、なんとか2-1で次のステージに進めた。今節はまた大幅にメンバーを入れ替え戦うことが予想される。
大槻監督は誰を抜擢するのだろうか。
スタメン
浦和レッズは武藤選手のポジショニングによるのだが、おそらく2トップ(いや、1トップ2シャドーとのこと)。ただし、守備時は武藤選手が降りて5-4-1で守る。
好調の仙台は4-4-2を継続。
前半
守備時は左FWの武藤選手が落ちて5-4-1で守る。
3人のMFと武藤選手を加えた4人が横に並び、仙台のサイドバックの侵入を防ぐ目的だったのかも。
興梠選手は相手のセンターバックを追いかけず、守備のスタート地点を前節から下げるという違いがあった模様。
仙台はあまり攻撃の糸口をつかめず、なかなかペナルティエリアに侵入できない。
17分頃にエヴェルトン選手が肩を痛め、ファブリシオ選手が入る。
戦い方は変えずに武藤選手が右に移り、長澤選手がエヴェルトン選手のポジションに、ファブリシオ選手が武藤選手がいた場所に入った。これによる悪影響はなかったと思う。
右サイドの攻撃
仙台の2トップに対し、浦和の3バックは1人多いシチュエーションを利用し、最終列のボール回しで左右に振って右ストッパーの岩波選手が前を向いて前進するシーンを何度もつくっていた。
岩波選手は「さぁここからどうする?」と考えてしまう時間が多かったと思う。
選択肢は複数。
①仙台をレッズから見て右サイドに寄せて、左の宇賀神選手が上がり、そこにロングボールを通す。
ここから縦に突破してクロスを上げるシーンがあった。しかし決定機はつくれず。
②右サイドを突破すべく、橋岡選手へ通す。
しかしこれは橋岡選手と武藤選手の二人だけで打開を迫られる状況になり崩せない。
③相手DFの前に位置取る武藤選手に縦パスを通す
レッズの得点はここから生まれた。武藤選手の素晴らしい反転(後ろに目がついているかのような)から前を向き、興梠選手が縦に抜ける。
最後は興梠選手の見事なループで先制!
見ていてとても面白い前半だった。
後半
後半仙台の椎橋選手に2枚目のイエローからレッドカードが提示される。ここで仙台がかなり苦しい状況に追い込まれた。
58分頃の仙台のコーナーキックを跳ね返してからのカウンターは迫力があった。
レッズの選手が4〜5人全力でPA内に突っ込んでいく。
これはなかなか迫力があって、特に試合の最後まで走り続けた橋岡選手はコンディションの良さが伺えた。怪我から復活して守備に攻撃機いい仕事をしてくれている。
相手が10人になってから若干大味な展開になったものの、最後までしっかり守って1-0で勝利!
勝ち点3を積み増した。
雑感
仙台に攻撃をさせなかったことが、主導権を握れた要因。2ndボールも拾えていたし、みんながしっかり守備をして勝ち取った勝ち点3。
サイド攻撃を繰り返しつつ、中央からの突破をはかり、そのうちの一回がゴールにつながった。
一人一人がデュエルで負けなければこういった試合ができる。ターンオーバーは難しいけれど、登録されている選手全員で今後を乗り切っていきたいところ。
興梠選手はレッズでのJ1通算得点数で福田さんを超えたらしい。まだまだ通過点。誰にも越えられないような記録を達成してほしい。
さぁ勢いをつけて夏を乗り切りましょう!