「GO TO ASIA」
浦和レッズの公式サイトやTwitterに使用される画像にこう書いてあった。
天皇杯優勝チームにはACL出場権が与えられる。もちろん天皇杯自体に価値がありタイトル獲得は誰もが目指すところ。
浦和レッズはさらにその先、ACLにも情熱を燃やすクラブ。平日のACLゲームに何万人も集まってしまうほど。
だからこの天皇杯の位置付けは高いものがある。一発勝負の続くトーナメント形式。ジャイアントキリングと言われるが、J1のチームが下位のカテゴリーチームに負けるケースは毎年のように発生している。
浦和レッズはカターレ富山と駒場スタジアムで対戦。負けられない戦いにどのように挑むだろうか。
スタメン
SUB:塩田、槙野、宇賀神、伊藤(敦)、汰木、杉本、興梠
浦和レッズはユンカー選手・小泉選手が先発。日曜の神戸戦の温存はこのためだった模様。全力で勝ちに行っていることが見て取れる。
その一方で左SHには大久保選手を抜擢。切れ味鋭いドリブルを持つ大久保選手は大事な試合にその実力を発揮できるだろうか。
前半
レッズ、富山ともにボールをつなぎながら相手ゴールに迫る。
レッズはPA内にいい形で入ってクロスが合わないシーン、シュートまで行けたシーンもあるがゴールまでは奪えず。相手の両サイドアタッカーの後ろを取ってクロスというシーンを作れていたし、41分にはセットプレーの流れから岩波選手の惜しいヘディングシュートがあったり。
しかし得点のにおいはあるもなかなか得点には至らず。最後のところの精度がなーって感じの前半だった。
後半
後半0分、トーマス—>槙野
後半の入りは悪くなく、後半15分までの間に何度もチャンスを作る。
サイドの裏のスペースへ田中達也選手が抜けてからのクロスからのチャンス、相手のボールを奪ってのショートカウンターなど、枠内シュートを何本も打ててるが最後相手にクリアされてしまう展開。
後半31分、阿部—>興梠
小泉選手をボランチに落とす。
後半35分、左サイドで大久保選手が自陣から縦にドリブルで持ち上がる。そのままスルスルと駆け上がり中央のユンカー選手へ斜めのパス。
受けたユンカー選手は素晴らしいタッチ・トラップでPA内に進入し相手をかわして、得意の地面に叩きつけるシュート。先制ゴール!!
ユンカー選手、流石の勝負強さ、決定力、うまさ、ここぞで冷静に決める力、本物の助っ人、いい言葉が見つからない。ユンカー様。
後半36分、山中—>宇賀神、大久保—>汰木
後半46分、小泉—>伊藤(敦)
最後はボールを回して時間を使い、1-0のままゲームをクローズ。苦しみながらも勝利した。
/
— スカパー!サッカー (@sptv_football) June 10, 2021
魅せた#キャスパーユンカー ‼️
\
🌸ハイライト🌸
🏅#天皇杯 2回戦
🆚 #浦和レッズ × #カターレ富山
見逃し配信はコチラから👉https://t.co/tnjsXjrvNO pic.twitter.com/TslFAmYmwR
雑感
やはり難しい試合となった天皇杯、カターレ富山戦。相手はしっかりとプレーしてきて、守備も粘り強くて、レッズは苦戦を強いられた。
リカルド監督は主力選手を起用し全力で勝ちに行った結果、最後はチーム得点王のユンカー選手が決め、それが決勝点となった。
大事なのは次に進むこと。ミッションは達成。最後まで粘り強く戦った選手の皆さんに感謝。
大久保選手は前半まだフィットしてないかなーって印象だったけど、後半からキレが出てきて、交代前最後に先制点につながるプレーを見せた。迷いなくプレーできるようになったら今後もチャンスあるんじゃないだろうか。何かを起こせるプレーヤーだと思う。
富山さんには苦戦したけれど、とはいえJ1のクラブと比べればミスが多かったと思う。チャンスはそれなりの数があって、そこもう少し精度あれば!というシーンが多かった。最後の精度のところ、どうやって解決するのかわからないけど、そこを詰めていってほしい。
他会場では横浜FMがHonda FCに負けたり(Honda FCさんが強いのは僕らはよく知っている…)、FC東京が順天堂大学に負けたり、改めて難しさを感じる一発勝負。
リカルド監督は勝つために全力を注ぐタイプのように思う。次の3回戦はSC相模原。次も引き続き相手をリスペクトしつつ、一戦必勝で戦って欲しい。
今日はみなさん、お疲れ様でした!