初戦にアルゼンチンのリーベルプレート、2戦目チャンピオンズリーグ準優勝のインテル、3戦目にをメキシコのモンテレイを相手に戦った浦和レッズ。
戦った主なメンバーはリーグ戦でもスタメンを張っていたメンバーだった。

スコルジャさんはカップ戦で結果を出すためにリーグ戦も使って準備していくタイプの監督。このメンバーはよく一緒にプレーしていたし、守備を考えてサイドに渡邊選手を置くのもリーグで試していたし、交代で怪我明けのチアゴサンタナを使ってコンディションを調整したりと色々試していた。
しかし、、、初戦は1-3で落とし、2戦目も1-2で落とし敗退決定。
リーベル戦では松尾選手がPKを決めて1-2まで詰め寄ったものの、突き放されてしまい敗戦。
インテル戦では前半早々に先制し、後半中盤まで1-0でリードという、勝つならこれしかないだろうという展開だったものの、スーパーなCKを決められてしまい追いつかれ、最後アディショナルタイムに失点し敗戦..
1,2戦目は決定的なシーンを連発されるようなことはなく、堅いブロックを敷き、失点するときはセットプレーや自分でバランスを崩したときだった。どちらの試合も痛いところでセットプレーから失点相手のクオリティの高さにやられた。ミスからの失点もあった。ほんの一瞬が勝敗を分ける。
3戦目は前半30分くらいまでだったろうか、レッズの方も積極的にボールをつなぎ相手を押し込めていた時間もあった。しかし、一発無回転スーパーロングシュートを決められ、続けて失点してしまう。あんなのJリーグでは飛んでこない、というコメントを見かけたが、確かにみたことない。ずいぶん昔に久保竜彦選手に埼スタですごいロングシュート決められたな、くらいか(調べたら2007年3月の第1節だった)。
世界基準でプレーできてる選手もいたと思う。でも全員がそうじゃなかったかもしれない。そんなことはわかっていたわけで、そんなチームがどうやったら勝てるのかを考え、実行し、たまに勝つこともあるのがサッカー。それが面白いわけだし、僕らは浦和レッズが何かをやってくれるのではないかという期待を持って応援していた。
そして、インテルをやっつけて欲しいと思っていたであろう他チームからも応援されていたことはSNSを通じて感じたことだった。「おお、日本のチームが相手を苦しめてるじゃないか、やっつけてくれ」と注目されていた(と思われる)ことは気づきではあった。それだけに結果が欲しかった。
残念ながら結果は出なかったが、とはいえできることをやってくれたと思うし、特にインテル戦では夢を見せてもらったし、過去には戻れない中で、今後このCWC基準でJリーグを戦って無双する浦和レッズが見たい。
以前ACLとJリーグを並行して戦っていたとき、ACL仕様のスピード・パワーで無双していた時期もあったと思う。ライバルチームが勝ち点伸ばすのに苦労している中、6月29日時点、Jリーグは首位から7位のレッズまで勝ち点7差。上位争いは混戦になりつつある。連勝すれば順位も大きく変動するだろう。
後半戦、駆け上っていく浦和レッズを見せてくれるはず。
アメリカまでいって戦い抜いた選手・クラブのみなさん、サポーターの皆さん、誠にお疲れ様でした。悔しさを糧に共に前に進んでいきましょう。