Urawa Reds Life

メンバー揃わず、やりたいサッカーも表現できず。浦和レッズ vs コンサドーレ札幌【J1リーグ2020 第34節】

12/20/2020Game
浦和レッズ vs コンサドーレ札幌

いよいよ今シーズンも最終節。

13勝7分13敗勝ち点46の浦和レッズは勝ち点を積み順位を上げることができるか。

スタメン

浦和レッズ vs コンサドーレ札幌 スタメン 2020 34節

SUB:鈴木(彩)、宇賀神、槙野、青木、阿部、武田、武藤

思ったよりメンバーを変更してきた浦和レッズ。おそらくコンディションの問題と思われる。

鈴木(大)選手が久々のスタメン。杉本選手も久々。

そしてまさかのマルティノス選手不在。長澤選手も不在。

SUBに槙野選手が帰ってきた。

前半

レッズは4-4-2ではなく、アンカーに柴戸選手をおく3-5-2。興梠選手・杉本選手の2トップ。

特にビルドアップのために何かをする感じではなく、パスの出し先がないので杉本選手を狙ってロングボールを送るだけって感じ。しかし距離感が遠いのでそこからもつながらず。攻撃に関して特段の準備はできなかったのかな、というところ。
(試合後の、怪我人が多く4-4-2だと前の選手が足りないため3バックを選択せざるを得なかったという趣旨を大槻監督は説明している)

札幌3人に対してレッズ2トップなので、前から追わず後ろで構えて奪ってカウンターを狙ってたと見えた。

素早い攻撃を狙ってはいたけれど、とにかくそれがつながらない。

相手を休ませないプレーっていうポイントにおいては評価低くなっちゃうなぁと思って見ていた。

前半29分、興梠選手が負傷で交代。武藤選手がIN。ここで杉本選手1トップ、武藤選手・汰木選手の2シャドー気味となった。

その後、少しボールを前に運ぶシーンも増えたが、ゴール前に迫力を持って入るシーンはなく前半終了。

思ったよりもオープンな展開にしないような選択をしたように見えた前半。

後半

48分、相手が少しスキを見せた瞬間リスタートから素早い攻撃で左サイドを攻略。山中選手が駆け上がってクロス。走り込んだ岩武選手に僅かに合わず。その後PA外から汰木選手のシュートも枠に飛ばず。このシーンは決めたかった。

52分、敵陣からカウンターをくらい、数的不利なところのファーサイドを使われ駒井選手にゴールを許してしまい0-1。

63分、山中選手がサイドで保持した際に、杉本選手が裏に抜けてシュートまでいったシーン。

その後山中選手が縦に突破して前進したシーンもあり、前への推進力は出るようにはなりつつあった。

65分交代:エヴェルトン—>阿部、鈴木—>青木

73分、山中選手のクロスからこぼれたボールを杉本選手がシュートしたシーン。枠を外れる。これも決めたかった。

77分交代:汰木—>武田、岩武—>宇賀神

85分、PA外サイドから回されたボールを見事なミドルで決められ0-2。

その後残念ながらレッズはゴールを奪うことができず0-2で敗戦。

おわりに

試合後の大槻監督のコメントから、ケガ人が多くて難しかったことが読み取れる。マルティノス選手も長澤選手も怪我だったっぽい。

最後やりたいサッカーをできなかったのは残念だった。

山中選手が何度も縦に走って素早い攻撃は目指していて、ゴールに迫ったシーンもあったので、全く何も出来なかったという感じでもなかったけど。札幌さんに完敗という印象は拭えない。

来シーズン、どうなるのか現状全くみえないが、チームが向上していくことを期待したい。

試合後の大槻監督の挨拶は、改めてレッズの、埼スタで戦うことへの理解を感じる内容だった。今年やろうとしたサッカーに合う選手がいたら…と思うばかり。
ピンチで誰も受けてくれそうにない状況で監督を引き受け、常に丁寧に説明する姿勢を貫き、説明責任を果たしながらチームを率いてきてくれた。

ACL出場という目標に届かなかったけど、2019末に浦和レッズの定めたサッカーを再現すべく必死にとり組んでいただいた。ありがとうございました。

エヴェルトン選手はバランスの取れたMFで、気がつけばいつもスタメンで出ていた。強さあり、うまさあり、ゴール前に顔を出してゴールも狙えるMFだった。2019ACLも決勝まで一緒に戦った仲間。ありがとうございました。

マルティノス選手は3年のうち18,19の2年が不運だった。ウィングポジションのあった堀監督が早々に解任され、2年ほど彼の得意なポジションがなかった。しかし2020年クオリティの高さを示した。彼の攻撃力なしでは取れなかった勝ち点がたくさんあった。今年は特に本当にお世話になった。ありがとうございました。

COVID-19の影響で変則日程になり、本当に難しい一年であっただろうことは監督や選手のコメントからも読み取れる。そんな中シーズン途中まではACL圏内を目指せる位置にいることができたのは良かったと思う。最後こそ失速してしまったのが本当に残念だったけど。

シーズン通してのスタメンを見ればわかるけど、試行錯誤を続けた1年。次年度の体制はまだわからないけど、2021年が素晴らしい一年になることを期待しつつ。。

皆さんこの1年本当にお疲れ様でした。

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