勝ち点4差で残留を争う浦和レッズとサガン鳥栖。
お互い勝点3が必要な状況で、熱い戦いが見込まれる。
なんとしてもアウェーで勝利したい、いよいよJリーグは残り8試合だ。
スタメン
まさかの興梠選手の欠場。怪我の状態が思わしくないのだろうか。
1トップには武藤選手が入り、シャドーにファブリシオ選手と長澤選手が入る。
鳥栖は豊田選手が控えに回り、小野選手と金崎選手の2トップ。
前半
前半7分早々にレッズが先制する。
GKの西川選手が橋岡選手を目掛けてキック。それをしっかり買って中央へ。ファブリシオ選手がそれに競り勝って武藤選手へ。
素晴らしいトラップから左足でGKの届かない場所へシュート!
前半7分、 #武藤雄樹 のシュートが鳥栖のゴールネットを揺らし先制。#urawareds #浦和レッズ #wearereds #DAZN #DAZNフットボール #サッカー #Jリーグ pic.twitter.com/e1LGrmt1M9
— 浦和レッズオフィシャル (@REDSOFFICIAL) September 28, 2019
見事なゴールだった。
さて、試合開始当初は再現性を持って崩される浦和の右サイドに見えた。5番の金井選手のポジションがかなり高いのが気になった。いろいろ仕組まれていたっぽいが、集中力ある守備で最後のところを守る。相手の精度のなさにも助けられたのだと思う。
そうこうしているうちに浦和レッズに流れがくる。高いポジションを取る両サイドアタッカー。関根選手と橋岡選手が何度も敵陣奥に入り込みクロスをいれる。
29分、橋岡選手のクロスから長澤選手がスーパーゴールを決めて待望の追加点。
追加点は #長澤和輝
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クロスの軌道に合わせた技ありシュートをゴール左に決めた。#urawareds #浦和レッズ #wearereds #DAZN #DAZNフットボール #サッカー #Jリーグ pic.twitter.com/FjSmtN91GT
これまでああいうゴールがなかった中、ついに流れがきたかというゴールだった。
さて前半で気になったこと。高い位置にいながら攻撃に関わる橋岡選手。
ゴールキックのターゲットとして勝ち続けることはもちろん、相手から距離のある位置にボールをおいてクロスを入れたり、マイナスのクロスから長澤選手のスーパーゴールをアシストしたり、中に切り込んでいって1トップにあてて相手の裏に抜けたり、自分のストロングポイントを活かしながら攻撃の部分の選択肢が増加していて、見ていてとても頼もしかった。
多分向上心がすごいんだと思う。今後に期待したい。
後半
後半もボールを持つことをよしとせず?後ろからロングボールを送るか、相手からボールを奪ってスピードあるカウンターを見せる。
しかし、途中から流れが変わる。
後半24分ペナルティエリア外でFKを与えてしまい、原川選手に素晴らしいゴールを決められてしまう。
続いて29分、混戦の中から金崎選手に決められてしまい同点。
さらに続いて37分、クエンカ選手に逆転ゴールを決められてしまう。
レッズは後半35分から杉本選手を投入しロングボール作戦。
これがロスタイムに実りPKを獲得。
これを杉本選手が決めて同点!
3-3という劇的な展開だったものの、なんとか鳥栖との勝点差4をキープ。まだ神様は見放していない。
雑感
GKからつなぐ鳥栖に対し、後ろでボールを回すことをせず橋岡選手目掛けてゴールキックを蹴り込んだ浦和レッズ。ずいぶん攻撃の仕方に差があったものの、試合は一進一退で面白いものだった。
レッズは先制点を取り追加点を取り、変なところでボールを失うリスクをさけ、カウンターを何度か発動できていた。
鳥栖がうまくいっていない状態の前半に2点を奪い理想的な展開だった。
しかし、後半豊田選手を投入してきた鳥栖が息を吹き返し逆転されしまった。
残念だったのは、重心が後ろになってからそのまま連続で点を決められてしまったこと。
あれはなんとか防げなかったのかな、と。
前半は鈴木選手がラインをコントロールしながらなんとかやりくりしていたように見えたけど。ああいったときにやりようがあるのかどうか。ボールを落ち着かせられる選手がいるとまた違うのか。それとも前半のままうまく守備で粘った方がよかったのか。
よく分析して、改善してほしい。
ただ、最後まであきらめない姿勢は見せてくれたので、その姿勢で次も、その次も戦い続けてほしい。
残り7試合。勝負の10月に突入する。