先日の鹿島戦、名古屋戦で思ったことがある。
勝つためにはもっと改善すべきところがあるけど、90分を通して走り抜く精神力が明らかに向上しているな、ということ。
アディショナルタイムで追いつく劇的な展開。その後もゴールに向かう姿勢。
絶対きついんだけど、ボールを奪ってすぐゴールに向かって走っていく浦和レッズの選手たち。
あれには涙が出そうになる。
負けん気が強くて、相手に立ち向かっていく選手。そういう熱さが全面に出るタイプの選手は特にサポーターに好かれるように思う。
例えば、原口元気選手や関根貴大選手。那須選手も熱かった。
もっと遡れば、ロブソン・ポンテさんや闘莉王選手もそうだった。
妥協しない。勝利のために戦うプロフェッショナルであり、チームを鼓舞するリーダーシップも持ち合わせていた。
表にはあまり派手に出さないけど、プレーで見せる阿部勇樹選手や興梠慎三選手もそう。
絶対に勝つ、諦めないという気持ちがこちらに伝わってくる。
その試合に勝つだけじゃなくて、優勝したいんだ、そういう想いがインタビュー記事などから伝わってくる。
田中達也選手もそうだった。
みなさん浦和レッズというクラブを愛し、貢献すべくハードワークをしてくれていた。
ここには挙げきれないが、愛すべき選手たちがたくさんいた。
彼らがスタジアムで見せてくれるもの。
勝っていても、たとえ負けていても、心折れることなく全力で戦い続ける姿勢。それは僕らの心を動かしてくれるほど。
そして大槻監督が現れた。
大槻監督も闘うことを強調する。就任後にアディショナルタイムでゴールを決めたことが何度あるだろう。監督の姿勢は選手に伝わり、より勝負強い集団になったと感じる。
そして大槻監督はサポーターにも要求する。
「勝利のために、今日も最後まで一緒に闘ってください。」
サッカーの楽しみ方は色々ある。
俯瞰的に眺めて、どのような戦術、どのようなフォーメーションで、と語るのも楽しい。
でも浦和レッズの楽しみ方で僕がオススメしたいのはスタジアムで、一緒に戦うこと。
これは必ずしも声を出す出さないではないと思う。
もちろん声を出し、拍手をしてくれたらスタジアムは盛り上がる。
でもチケットを購入すればチームの強化資金が増える。ユニフォームやグッズを買ってもいい。スタジアムに参加するだけでも大きな貢献になる。
赤を身にまとい席につけば、埼スタを赤く染めることができる。それは選手を奮い立たせるかもしれない。
試合が終わって挨拶に来てくれたら拍手で迎える。ときに叱咤激励があってもいい。それが次の試合につながるかもしれない。
熱い応援をしたければ北スタンドに行くのがいいのだろうけれど、自分が見たいと思う席でいいと思う。
でもレッズを応援する、一緒に戦うという気持ちをサポーターがもってくれたらこれほど選手にとって心強いことはないと思う。
それが選手のもう一歩を引き出し、試合終盤の粘りにつながるなら、こちらとしてもこんなに嬉しいことはない。
そして、試合がより魅力的になり、新たなサポーターが足を運んでくれるようになればなおいい。
最近のレッズの終盤の粘りはすごい。これを失わないように、応援していきたい。いい循環に入りつつあると思うので、継続していきたい。
仕事もあり、子供がいたりするとなかなか頻繁に足を運ぶことはできないけれど、できるだけ現地に行きたいな、そう思った今日この頃。