JリーグとACLの連戦を戦うなか、徐々に勝ち点を積みつつある浦和レッズ。苦しい中でも戦ってなんとか勝ち点を拾っているが、そろそろ強い浦和レッズを見たい。
スタメン
レッズはメンバーを大きく変えず、連戦にのぞむ。オリヴェイラ監督は連携を深めることを優先しているのだろうか。
セレッソから移籍してきた杉本選手は、古巣相手にいいプレーを魅せることができるか。
前半
相変わらず攻撃に形がない浦和レッズ。
セレッソは前からプレッシャーをかけレッズに前を向かせない。GKの西川選手までボールを戻させた上で、かつ、右サイドの橋岡選手側にボールを蹴らせないようにコースを限定していたようにみえたけどどうなのかしら。宇賀神選手側にロングボールを蹴っても惜しいシーンにもならず。
ただ、縦へ早くボールを運ぶ意識はいつもより強かったように思う。
中盤の選手が相手の間にポジションを取り、そこにディフェンスラインから縦パスを入れるようになった。興梠選手と杉本選手の距離感も徐々によくなっているように見える。
30分以降はセレッソのプレッシャーも緩くなり、レッズがボールを持つようになる。各々がいい距離感を保ち、ショートパスをつなぎながらペナルティエリア内にはいっていくシーンも出てきた。これを継続したい。
後半
後半残念ながらレッズは先にセットプレーから失点する。ソウザ選手は相手にすると本当に厄介。去年もやられた記憶がある。
ところがオリヴェイラ監督の交代がゲームを動かす。交代で入ってすぐ、山中選手のフリーキックから興梠選手がヘッドで決めて同点。
その後同じく交代で入ったマルティノス選手がスピードを生かしたドリブルでペナルティエリア内へ進入。これを倒されたプレーがPK判定となる。
蹴るのは杉本健勇選手。
相当なプレッシャーの中見事に決めて逆転!
これを守り切って2-1で勝利しアウェーで貴重な勝ち点3を勝ち取った。
雑感
ここまでリーグ戦は2勝1分1敗で勝ち点7。
ACLは1勝1分で勝ち点4。
正直見ててもワクワクするようなシーンは少ない。そんな状況でも勝ち点を積み重ねているチームに僕は可能性を感じる。流れの悪い中で積み重ねる勝ち点はシーズン後半必ず活きてくる。
最後のところでなんとか守る守備ができていれば大崩れしない。失点を抑えながらしぶとく戦うチームになっている。あとは中断期間にどこまで攻撃を構築できるか。
実は首位とは勝ち点3差。次節FC東京戦が楽しみだ。