ホーム開幕戦で迎えるのはコンサドーレ札幌。
ミシャさんが札幌の監督について2年目。おそらくサッカーのベースは変えずに来るだろう。特徴をよく知るレッズはどのように戦うか。
スタメン
レッズのスタメンは前節と全く同じ。
札幌はジェイ選手が控えで鈴木武蔵選手の1トップ。鈴木選手のスピードと運動量に期待してのものか、戦い方が気になるところ。
前半
前半2分いきなり失点する。レッズの右、札幌の左サイドに展開され、中央に一度パスが通る。このときレッズのボランチが戻りきれておらず札幌の方が人数が多い状況。
縦に走る鈴木武蔵選手がうまく岩波選手の背後とり、素晴らしいパスとトラップからシュートを決められる。
最後のシーンはもうしょうがない気がするけど、中央でボランチが潰せなかった時点でやられていたとみる。
前半7分、右サイドに人を集め力技で崩すレッズ。杉本選手がキープしている間に長澤選手が突入したシーンは可能性を感じた。あれはきっと狙い通りの攻めだったと思う。
その後もチャンスをつくる札幌。ミシャさんのやりたいことをしっかり体現するところをみるとよくトレーニングされている。中央でのワンタッチ、奪った後の縦へのスピード。みんなが運動量豊富に動くのでレッズの選手は後手を踏みっぱなし。
後半27分、マウリシオ選手のパスミスを奪われてからの速攻で2失点目。
好き放題やられたまま前半が終了する。
後半
後半開始から杉本選手に替えてナバウト選手を投入。レッズは運動量をあげて躍動感をもったプレーを見せるようになった。
これでやっと五分五分といった感じ。
両者チャンスを得るも得点には至らず。レッズもそれなりに反撃していたが惜しいシーンをつくるだけで終わってしまった。
そのまま試合は終わり0-2で敗戦。
雑感
後ろの選手を自由にすると、好き放題パスをつながれてしまうミシャサッカー。
一人一人を自由にさせないように潰すとそのサッカーをさせないことができる。ミシャさんが監督の時代のレッズはそういう相手に苦戦していた。
それをやればいいと思うのだけど、オリヴェイラさんは前半それをやらなかった。攻撃をつないで勝てるとふんでいたんじゃないか。
いや、僕が推測するに、レッズはそれができなかったんだと思う。
前節もデュエルで負けるシーンがあったし、体がまだできていない模様。監督も選手もみんなそれが分かっているんじゃないか。
闘って守るなら橋岡選手だけど、彼は今日の試合ベンチにも入っていない。ちょっと戦い方がよくなかったのかなと思う。後半はまだ可能性を感じる展開だっただけに、試合の入り方を間違えたのかなと思う。
もう一つミシャさん時代のレッズが苦戦したのは、亀のように自陣に閉じこもるチーム。これが下位チームに昔苦戦した理由。ところがこれもオリヴェイラ監督はやらなかった。まぁレッズのホーム埼スタでそんな戦い方はできないことは理解できる。
そんなこんなで今日のレッズはミシャさんサッカーで最もやりやすい相手となっていた。中途半端に守備をしてスキだらけのチームに成り下がっていた。
非常に残念な結果だが、これがどん底だと思うので、今後どのように上昇していくのかを楽しみにしたい。
レッズのみなさん、去年の反省をもとにスタートダッシュをお願いしますよ!