広島・川崎相手に2連勝中と勢いにのる浦和レッズ。
相手はここまで粘り強い戦いで勝ち点を積み重ねているV・ファーレン長崎。
難しい試合になることはわかっていて、どのように戦うかがポイントとなった。
スタメン
この過密日程でもオリヴェイラ監督は選手を変えず、同じスタメンを送り出した。
勝っているときは選手を変えない、というのは定石かもしれないけど、連戦を戦う選手は大変なのでは。。。勢いで乗り越えてほしい。
長崎はリーグ前半戦で戦ったときとフォーメーションもメンバーも大きくは変わっていない。レッズは前回戦ったときからするとずいぶん変わったなぁという感じ。
J1リーグ 第3節 浦和レッズ(A) vs Vファーレン長崎(H) 縦パスの多さは明るい未来への兆しか?
前半
9番 ファンマ選手と45番ヨルディバイス選手が強くて上手く、ポイントポイントで時間を作られてしまった。
鈴木武蔵選手のダイナミックなプレーもとても脅威だった。
長崎の時折見せるスピードある突破はレッズに対しても脅威になっていて、マウリシオ選手と柏木選手の2枚のイエローカードがそれをものがたっている。
前半はむしろ押され気味だったものの、なんとか無失点で乗り切り0-0。
後半
ちょっとした接触でもファールになる今日の判定は試合を少しスムースじゃないものにしていた気がする。
オリヴェイラ監督の試合後のインタビューを聞いていても、フラストレーションが溜まっていたことは明らか。
レッズが押し込む時間が多かったけど、長崎もあとわずかというプレーを見せる。レッズは失点してもおかしくないシーンも実は多かった。
今日は必殺セットプレーも炸裂せず、0-0のまま試合終了。
改めてJ1リーグの難しさを実感する試合となった。
雑感
チームに何人かボールを持てる選手、違いを生み出せる選手がいると違うんだなぁというのがよくわかった試合。
長崎は高木監督の手腕もあるのだろうけれど、キーパーソンに怪我さえなければ今後も勝ち点を積み上げられそうな感じ。
レッズはこういう相手をいなして崩して得点するほどの成熟度はまだないということだと思う。
今は固く守って最低勝ち点1。セットプレーや相手のミス、複数メンバーのコンビネーションで得点を取ったら着実に勝ち点3を狙う。そんな戦い方なのかなと。
でも暑い中でみなさん走っていたし戦っていた。
ただ困ったのは長崎も走っていたし戦っていたこと。
簡単にはプレーさせてくれなかった。
審判も簡単にはプレーさせてくれなかったけど、それはレッズにも長崎もどっちにも、だった気もしなくはない。
橋岡選手のプレーは迫力を増していた。前節のミスを糧に気合が入っていたと思う。
一対一のプレーでは激しく寄せて相手を制する。変にボールを失うプレーも少なかった。
日々成長していて、見ていて楽しい選手。とにかく強いので、攻撃のクオリティを上げてほしい。他の選手からみたらまだまだかもしれないけど、まだ19才。将来日本代表のセンターバックや大型サイドバックを目指してほしいなぁ。