いよいよ浦和レッズの出番がきた。
UAEアブダビで開催されるクラブ・ワールドカップ。浦和レッズは開催国のアルジャジーラと戦う。この試合は全世界に放映されるとのこと。世界に浦和の名を轟かせてほしい。
スタメン
浦和のフォーメーションはいつもと同じ。選手起用は若干違う。ACL決勝の優勝を決めた第2戦(ホーム)とほぼ同じで、唯一異なるのが長澤選手の代わりに39番の矢島慎也選手が入ったこと。
これは僕の見解なのだけど、堀監督は攻撃の形を作ることにトライしていると思われる。ACLはとにかく守備から入っていた。その戦い方では長澤選手が適任。
しかし、ディフェンスラインから攻撃を組み立てるには、それに適した選手が欲しい。柏木選手と矢島選手の共存、彼らをボランチとして使うのではなくあくまでインサイドハーフとして配置。そして守備時は青木選手がアンカーとしてゲームを締める。
来年はこの形?がメインとなるのだろうか。山田直輝選手も戻ってくるのでどうなのるのかとても楽しみである。
前半
結構ボールを持たせてもらえた浦和レッズ。
あんまりプレッシャーもきつくなかったのと、サイドに結構空いたスペースがあったので、そこを活用していく。
とくに右サイドの遠藤選手と武藤選手はポジショニングもよく、一本決定的なシーンもつくり出すことができていた。
逆にラファエル選手サイドは、マリノス戦ほど宇賀神選手が上がるシーンがなかった。高木選手とラファエル選手によって戦い方が違うのか、ちょっと分からなかった。
結局、得点に至らず0-0で折り返す。
後半
後半7分中央でボール保持され、浦和のCBの間にスルーパスを通されて失点。
攻撃的に行けば行くほどこういったリスクを伴う。
来年に向けていいレッスンになったんじゃないかなと思う。
結局その後得点を取ることができず0-1で敗戦。
雑感
惜しいシーンはたくさんあった。失点シーンも選手の人数が足りなかったわけではない。
10回やったら半分以上勝てる相手だったと思うけど、一発勝負でアウェーという環境もあったのか勝ち切る強さがなかった。アルジャジーラが試合終了したときの喜びようを見れば、実力差があったことは相手も認めるところだっただろう。レッズを格下に見ていたならばあんなに喜ばなかったはずだ。
ACL、Jリーグ、天皇杯、ルヴァンカップ…どんな試合でも勝ち切る強さがない。
これは間違いなく今の浦和レッズの課題であり、解決しなければならない問題。
堀監督の手腕と、選手たちの奮起が問われる。
2018年シーズンへの課題を洗い出しながら、意味のあるシーズンオフを過ごしたい。
まだ試合が残っているので、しっかりと課題解決への意識を持ちながら戦ってほしい。
来シーズンを笑顔で過ごすために。