札幌戦の敗戦後ついに浦和レッズはミハイロ・ペトロビッチ監督との契約解除を発表した。堀孝史トップチームコーチが監督に就任する。
結果が全てのプロの世界、そして十分な戦力を持っているチームでの今の成績、これらを考慮すれば解任されてしまっても致し方ないという見方もある。
今シーズンはまだまだリーグ戦も残っているし、ACLやルヴァン杯、天皇杯もある。優勝は厳しいとしても、何とかして来シーズンのACL出場権は手に入れたい。いや可能性がある限り優勝を目指して欲しい。
そう、重要な2017シーズンもまだまだ道半ばなのだ。
しかしミシャ監督への感謝を忘れてはならない。
降格の危機に陥った翌年、ボロボロになった浦和レッズという難しいチームの指揮官のポジションについてくれた。そして一から攻撃を組み直し、すぐの優勝争いが出来るチームに仕上げてくれた。
ロマンあふれる攻撃サッカーの実現に向けて、多くのことをトライする監督。得点のパターンが増え、勝てる試合が増えることでスタジアムに行く楽しみもより増えていった。
しかしながら、毎年優勝争いに加わり惜しいところまでいくもシャーレを掲げることはできず。昨年ようやくルヴァンカップを優勝し、勢いがもう数年は続くものと夢見た。しかし…
今年はさらなる高みを目指し、ハーフコートサッカーを目指していた。
ところがシーズン中に守備が破綻し、一度狂った歯車を元に戻すのは難しく。。。
監督交代
浦和レッズはリスクをとった。このタイミングでの監督交代は裏目に出れば完全に悪い方にいってしまう。今の監督のままでいっても劇的な改善は望めないかもしれない。でも新しい監督が上手くやってくれる保証もない。
今のメンバーはミシャ監督のサッカーを体現できるメンバーが揃っている。
逆にいうと、オーソドックス?なサッカーができるかは疑問である。特にセンターバック。いわゆる一般的なイメージのセンターバックは今の浦和レッズのレギュラーメンバーにはいない。
阿部選手も那須選手も遠藤選手も皆ボランチが本職だ。槙野・森脇ストッパーコンビもずっとミシャサッカーで今のポジションを務めている。
堀監督はどのようなサッカーを展開するだろうか。
森保さんのようにミシャサッカーの基本を継承しながら守備を立て直すのか。
僕は今のメンバーを鑑みるとそれしかないと思っている。ミシャさんの想いを受け継ぎ、残り取れるタイトル全部狙おうじゃないか。
なにはともあれ浦和のために戦い続けてくれたミシャさん、
Many Thanks.
色々なことを教わりました。
まずはゆっくり休養をとってください。