第11節新潟戦を大量得点と共に勝利をかざることができた浦和レッズ。
決して調子が良いとは言えないが、ACLの重要な戦いを控えていることもあり、勢いをつけていきたいところではある。
スタメン
今節も宇賀神選手が右ストッパーを務める。ラファエル選手が怪我のためワントップは興梠選手で、シャドーに武藤選手&李選手、KLMで清水戦に挑む。
前半
4-4-2で守る清水は高い位置からプレッシャーをかける訳ではなく、攻撃時最終列にいる遠藤航選手、一つ前のボランチ柏木選手は結構余裕を持ってプレーできていた。
特に遠藤航選手はスペースがあれば今日は積極的に持ち上がり前線にロングパスを供給していた。清水は4バックだったのでサイドも結構スペースがあって、最近にはない試合展開だったかと。数年前の浦和レッズと4-4-2の対戦相手との試合を見ている気分になった。
サイドで起点が作れている中、前半24分左アタッカー関根選手が中に切れ込みシュート。浮いたボールを興梠選手がオーバーヘッドで豪快にゴール!
興梠さん、相変わらず難しい態勢の方が決めてくれる。
両サイドアタッカー、今日は仕掛けられるシーンを作らせてくれるので、結構チャンスになっていた。関根&駒井両翼は活き活きプレーしていた。
後半
相変わらずサイドから仕掛けを作る浦和。
後半12分、縦へのスピードを武器に清水ディフェンスを置き去りにする駒井選手。外からタイミングよく入ってきた興梠選手がヘッドから今季10ゴール目をゲット。
2点を取ってから浦和は明らかにリスクマネジメントができていないディフェンスをしていたと思う。中盤でボールを奪いに行ってかわされたらもう相手の攻撃選手数の方がレッズ守備人数より多いしスペースあるし、といった感じ。鄭大世選手に豪快なゴールを決められたのはそんな時間帯。
ゴールはまぁ豪快でさすがと言いたくなるようなものだったけど。
そこから立て続けに失点し、2-3の展開。もう少し落ち着いた戦い方ができなかったのか、という批判はたくさんでるだろうなぁ。
後半29分縦パスから興梠/関根のコンビネーションで得点を決めてなんとか引き分けにもちこんだ。
雑感
ミシャ監督は今年はハーフコートゲームを掲げ、守備も高い位置で奪う意欲を見せている。それ自体はステキだと思うけど、今日みたいな展開を見てしまうと安定感がないなぁという印象になってしまう。
正直清水の守り方と攻撃を見ても、浦和がしっかり戦っていたら勝てた試合なので、勝ち点2を落としてしまったという印象しかない。
ミシャ監督が今後何か変えてくるのか、それとも理想は変えずに夏場に突入して何か起こるのか、楽しみではあります。
次はACL。切り替えて頑張ってほしい。