火曜日にACL第2戦を戦い、FCソウル相手に5-2の勝利を収めた浦和レッズ。
試合を観ることができなかったが、情報を見るかぎり守備の部分/デュエルのところで韓国チームに負けず、なかなか良い試合をしていたらしい。
さて連戦の中、J1に復帰してきたセレッソ大阪を迎えるホーム。第1節を落としてしまったので、この試合は何としても勝ちたい。
スタメン
ラファエルシルバ選手をワントップにおいて、興梠・武藤ペアをシャドーに置く形。
ボランチは阿部・青木コンビで、柏木選手は怪我の影響かベンチ外。まだまだシーズンは長いので、あまり無理はしない方がよいであろう。
森脇さん連戦出場しつづけているが、スタミナ大丈夫だろうか。。彼の攻撃に対する貢献度は攻撃を第一におくミシャ監督からするときっと貴重で、代わりがいないのかもしれない。
前半
セレッソは4-4-2で守る形。前線の二枚はあまり高い位置から積極的にレッズのボールホルダーにプレッシャーをかける訳ではなく、バランスやパスコースを閉じることを重要視しているように見えた。
セレッソのディフェンス4枚は浦和レッズの5トップに対して、バランスを見ながらポジションを取っていた。ボールがサイドにあればレッズの逆サイドはフリーだったがサイドチェンジはスムースにはさせてもらえず。
しかしこのような守備にはレッズも慣れている。こういったときは無理せずパスをつなぎながらチャンスを伺うのが定石。
前半20分、浦和はスキを見逃さず縦パスを中央に通しペナルティーエリア外から武藤選手がすばらしいプレーでゴールを決める。浦和の最前列の選手は動き出しを続けている中で、最後列の選手は常にチャンスを狙っており、相手はちょっとでもスキを見せたらやられてしまうということを示せた場面だったと思う。
武藤選手は守備でもかなり効いていて、相手のビルドアップを難しいものしていた。ハーフコートサッカーを目指しているような記事をよく見かけるがそれには積極的にボールを奪いに行く必要がある、前線からの守備は必須。それを一番体現しているのは彼だろう。レッズのシャドーのスタメンを奪うには攻撃も守備も相当高いレベルのプレーをこなさないといけない。
彼のしぶとい守備からボールを奪い2点目につながったが、相手陣地でボールを奪って速攻というのも今後レッズの得点パターンとして確立できるだろうか。
後半
後半開始早々。
青木選手のボール奪取から、彼の特徴である前への推進力を発揮。
ラファエルシルバ選手のスペースへの動き。
素晴らしいトラップと落ち着いてキーパーの動きをかわすシュート。
うまい。上手い。チャンスでちゃんと決めてくれる助っ人FW。素敵すぎる。
59分今節もコーナーからの失点。流れの中で完全に崩されて失点したわけじゃないので僕はあまり気にしないことにしている。。
徐々にオープンな試合になり、セレッソにもチャンスがうまれ始める。
セレッソは山村選手を投入し高い位置に置く。やることが明確になったのか、セレッソは迷いなくボールを運び放り込む。
多少はバタバタしながらも凌ぎきり、3-1で勝利。
選手交代
67′ ラファエルシルバ–> 李忠成
79′ 青木 拓矢–> 那須 大亮
86′ 興梠慎三–> ズラタン
那須・ズラタン投入は攻撃力を極力落とさずに、セットプレーにおける高さ対策を考えたものだと思うので、今後もこのパターンは使われ続けるのかもしれない。
個人的には矢島選手を見たいのだけれど。
雑感
セレッソは、理想としては4-4-2でうまく守りながら、、という考えだったと思うのだけれど、 J1&ACL仕様でガツガツプレーしてくる浦和レッズの寄せの速さ・プレーの強度に慣れていなかったのかな、という感想を持った。思ったよりも全然うまくいかなかったというところなのではないでしょうか。
レッズはとにかく勝てる試合を確実にとりながら勝ち点を積み重ねていきたいところ。